インターネット上に公開しているWEBサイトであれば、どのようなサイトでも標的になりうる脅威「Dos攻撃」と「Ddos攻撃」になります。WEBサイトを所持している企業、個人問わずこれらの攻撃に対しての対策を取っておくに越したことはありません。それではまず、この「Dos攻撃」と「Ddos攻撃」の違いについて説明します。
Dos攻撃とDdos攻撃の違い
Dos攻撃とDdos攻撃の違いは、以下の通りです。
【Dos攻撃】
「ディーオーエス攻撃」は正確には「Denial of Services attack」の略となり、直訳で「サービス拒否攻撃」といった意味になります。わかりやすく例を出すと、あなたが運営しているWEBサイトに対してAという攻撃者が一時的に大量のトラフィック(アクセス)を送った結果、あなたのWEBサイトはトラフィックの限界を超え、全く表示されなくなってしまったり、表示されるまでの時間がものすごく掛かってしまうようになってしまいます。
【Ddos攻撃】
「ディーディーオーエス攻撃」は「Distributed Denial of Service Attack」の略です。上記で述べたDos攻撃の進化版となります。Dos攻撃では、ハッカーのマシン(PC)から直接、対象のWEBサイトへトラフィックを大量に送る方法となりますが、Ddos攻撃ではハッカーが多数の無関係なコンピュータに侵入して、それらのコンピュータからいっせいに対象のWEBサイトへアクセスする仕組みとなります。
DDos攻撃の特徴は次の通りです。
・攻撃を受けたサイトからでは真の攻撃を仕掛けた相手(黒幕)を割り出すことが難しい。
・DDos攻撃のトラフィックは通常のアクセスと見分けがつきにくいため、排除することが難しい。
では、このトラフィックの攻撃をどうやって防ぐのでしょうか。次回はDos攻撃とDDos攻撃の対策を説明します。